ぼくの本棚 69:世界を変えるお金の使い方 by 山本良一編
新興市場で伸びている会社の人と話をすると、500億とか1000億を儲けるとかいまだに威勢の良い話がでる。市場の期待や株主の圧力にも問題があるのだろうが、売上スケール自体が目標になってしまい、そのお金をどう使い、世の中にどう循環させるのかという話を聞いたためしが無い。本書はそんな方々に是非読んでいただきたい。しかも100円というわずかなお金で、世界に変化を与えることができる。例えば100円で、ミャンマーの子供5人にワクチン接種を受けさせ、ポリオから守ることができる。100円といえば日本ではお風呂を沸かすガス代だ。これなら自分にもできると思う。例えば100円でアフガニスタンの子供5人に、国語や算数の教科書を提供できる。こんな素敵な発想が次々に現れ、心が豊かになる本だ。しかし本書を読み、考えるだけで行動できない人は、世界を変えることよりまず自分を変えることだ。
編集長 尾中謙文
Text by onaka
