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ぼくの本棚 24:複雑な世界、単純な法則 by マーク・ブキャナン

2007.02.19 Monday

「ネイチャー」誌の編集者だったマークは、理論物理学におけるカオス理論と非線形力学の専門家だ。今、何故ネットワーク科学が注目を集めるのかというと、インターネット(ワールド・ワイド・ウェブ)の急速な発展により、世界中がスモールワールドになったからだ。経済、社会、戦争、食物などあらゆるものが連鎖して、法則性を持ち始めている。そして弱い絆が縦横に走るウェブがその速度を急加速させたのだ。「風が吹けば 桶屋が儲かる」は、日本がすでにスモールワールド的思考を歴史の中に体現した証拠だ。多数のリンクを持つハブ(顔)が多い日本では、相互に繋ぎ止めている人間の強弱の絆が、網(ウェブ)になりマフィア的談合の世界を作ってきた。21世紀の世間は20世紀より狭くなるのだろうか。

編集長 尾中謙文

Text by onaka

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