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ぼくの本棚 169:波乱の時代 −わが半生とFRB− 上・下 by アラン・グリーンスパン

2007.12.12 Wednesday

グリーンスパンほど面白い人生を送った人を僕は知らない。彼はコンサルタントとしてアメリカ経済の考察にとどまることなく、人間の行動や社会のあるべき姿を理解し、ニクソン、フォード、レーガンなど歴代大統領の側近として政治を運営した。堅い話だけでは無い。彼はジュリアード音楽院にも学び、ヘンリージェローム楽団でサックスと納税申告を担当しながら東海岸各地で演奏もしている。レーガンにFRB議長を任命され、以後18年間にわたり世界経済の指令塔として経済分析に革命を起こすことになる。彼は国によって人がどんな価値観で動き、社会がどのように形成され、文化がどんな影響を与え、物質的な富が文化によって違う意味を持つことを知った上で、2030年の国際経済予測をした。そのグリーンスパンが日本は今後人口減少に伴い、厳しい現実に直面し、国際的地位も低下するのだという。日本の政治家は21世紀を見すえた国際経済の予測について、いったい何を基準に考え、予測し、行動しているのだろうか。

編集長 尾中謙文

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Text by onaka

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