ぼくの本棚 151:ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く by リサ・ランドール
2007.09.20 Thursday
いま物理学は大転換期を迎えている。これまで我々は次元は3つだと信じ込まされてきたが、最近の物理法則の研究から異次元が存在することがわかった。SFのように空間に別の次元が存在するらしい。リサ・ランドールはハーバード大の物理学教授だ。素粒子、ひも理論、宇宙論が専門で今ノーベル賞に最も近い。もし我々が多次元に生きているとしたら、タイムマシンの話もマトリクスの話もテレポーテーションの話も夢ではなくなる。最近暗い話が多かったが未来が少し明るくなってくる。ランドールの素晴らしい点は、余剰次元の時空構造をイメージしたのではなく、実際に計算して偏微分方程式で解いたことだ。不可能といわれたことに果敢にチャレンジする人の姿は、この上なく素晴らしく美しい。
編集長 尾中謙文
Text by onaka
