2009.02.19 Thursday
平尾さんはホットペッパーをたった4年で売上300億、利益100億の事業に育てたすごい人だ。
何がミラクルなのか。
それは人の扱い方にある。
平尾さんの話は、面白くていつも感心させられるが、
人を採用する方法、やる気にさせる方法、
皆が思いつく小さいアイディアを形にし、他の社員に楽しく共有させる方法など
「行動の仕組み化」の魅力にこと欠かない。
本書は何度読み返しても新しい発見があり、ためになり、楽しい。
成功は平尾さんの人柄や考え方にも通じるところがある。
急成長したことがミラクルなのではなく、地道な毎日の行動をどう楽しく営業させるか、
どんな工夫をこらせばいいチームワークがつくれるかを、
いつも考え続けることができるリーダーを育てることこそが成功の実体なのだ。
結束の強い組織は簡単に壊れないし、事業変革は壊れない組織だからこそできる。
不況の最中、事業再編に取り組む経営者も多いと思うが、
人を育てない無茶な変革は砂上の楼閣にすぎないことを本書で学ぶべきだ。
編集長 尾中謙文

Text by onaka
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2009.02.18 Wednesday
新(あたらし)さんに交詢社でランチをご馳走になった。
交詢社は「知識ヲ交換シ世務ヲ諮詢スル」と言った
福沢諭吉が創立した日本最初の社交クラブだ。
真のリーダーとは何か、新さんのお話をお伺いすると、今まで見えなかったものが見えてくる。
新さんはシェル、コカコーラに勤め、ジョンソン・アンド・ジョンソンの社長の後、
フィリップスの副社長、ホールマークの社長と、
40年以上も外資でビジネスのプロとしてやってこられた希有な経歴の方だ。
尊敬するヒューマンで懐の深い、暖かいお人柄だけではなく、
ビジネスへのこだわりは、剃刀の刃ように、繊細で鋭い切れ味をお持ちであることが
本書を読むとよくわかる。
タイトルの「外資」というと金融のイメージが強いが、
本書はグローバル企業のリーダー秘伝の書といった方がいい。
企業というものはリーダー以上にはならない。
何故か。
企てを業とするリーダーの絶妙なバランスと、部下を育て、組織を引っ張る
リーダーの器以上には、ビジネスが育たないからだ。
編集長 尾中謙文

Text by onaka
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2009.02.13 Friday
米国の公民権運動のきっかけは、
14歳の黒人ティル少年がリンチによって殺されたことから始まった。
首に有刺鉄線を巻かれる残忍な殺され方だった。
J.F. ケネディ大統領の時代、ほんの半世紀前だ。
リンカーンによって奴隷解放はされたが、黒人はバスで同席すらできなかった。
そんな時、26歳のキング牧師が始めた抗議デモは、
6万人の白人も巻き込み25万人を越えるが凶弾に倒れる。
オバマの演説にはこんな背景がある。
オバマの一言一言には、過去の公民権運動に参加し、
倒れた人達のスピリッツが込められている。
政治家の演説には感動が必要だろうか。
いや、志や感動によって国民を動かすことができない政治家こそが問題なのだ。
編集長 尾中謙文

Text by onaka
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